中山将の雑文と詩

シンガーソングライターです。妻と息子2人と暮らしてます。詩を書きます。絵も描きます。音楽も作ります。

僕の現在地点

昔から声も小さいし
大勢の人混みの中に入ると、いろんな人に気を遣ってしまうから、すっごく疲れる。

若いうちは少し無理をしてそういう場に挑んだけど
35歳にもなると
なるべく自分が無理をしないでいられる様な場所に身を置く様になった
あの頃に比べたらカッコよくないところ多いと思う

 

でも僕はここで節約したエネルギーを近くにいる大切な人に使いたい。

岐阜市にまた住みたいと思った大きな理由でもある。

 

何も語らない人の頭の中では、色んな思考や自分との対話が存在している

何も言えないでいる人は 弱いのじゃない

優しいんだ

優しい人は強いと信じている

 

僕がそうである様に

皆さんの中にも 何も言えない  状態があったことはあるのではないでしょうか

言いたいことを言えない

主張したいけど言えない

悔しいけどぐっと堪えた

好きなのに伝えきれなかった

1番大切な人に それを伝えてあげられなかった

そこに生まれていた 静寂 にどれほど大切な思いがあったのか

 

世の中の 静寂 にはきっとすごい情報が詰まってると思う様になりました

 

そこにピントをあてて音楽を創りたいと思いました

なぜ音楽なのかは僕にもよくわからないのですが

僕にできることは 僕がやりたいと思ってる事は

やっぱり詩を書いて歌を歌う事のようです

 

川のほとりに座って目をつむると、びっくりするほど色んな音楽が聴こえてきます
そんな歌が歌えたらな と抽象的な考えも最近持っています

 

とりとめのない散文すみません🥲

言語化って難しい🥲

 

昨年12月に着想したアルバムの音が完成しました

リリースの予定など今後お知らせしていきます♫

 

皆さんの静寂と寄り添うな音楽を届けられたら

 

 

 

 

 

cinema staff

 

息子2人を寝かしつけしながらcinema staff について考えていたので。

せっかくなので文章として残そうと思います。

 


岐阜県立加納高校時代

cinema staffは前進バンドのREAL でした。

ギターが弾けるという共通項で

僕はみずきくんと仲良しになり、放課後の教室

音楽室から借りてきたクラシックギター

弾き語りを聴かせ合う遊びをしていました。

その時にみずきくんが弾き語った「ANSER」

という曲を今でも覚えています。

一番の驚きは、最初の一音で空気をガラッと変えてしまう

魔法の様なボーカルでした。

 


みずきくんの家に遊びに行ったとき

良い新曲ができた。 

という事で音源を聴かせてもらった

「AIMAI VISION

バンドアンサンブルが跳ねて踊って

メロディーは楽しく美しく

他に無い曲だ。 

と思いました。

 


それからみんな大学生になって

cinema staff のライブには良く足を運びました。

「第12感」という曲に衝撃を受けました。

編曲、歌詞の響き、メロディーライン、演奏する4人の姿

いま、頭の中で思い返すだけでも、感動します

歪なノイズの様な轟音と圧倒的な美しさが

共存してる感じ

これがcinema staffの凄いところだと思います。

 


その頃も

みずきくんとギターで歌を聴かせ合う

遊びは続けていて、夜の公園、校庭などで歌ってました

その時に「三島が作ってきた曲がある。」と聴かせてもらった

「KARAKURI in the skywalker」の感動を覚えています。

瑞々しい青 

でも、きっと何度も黒に染まって

また戻ってきた青 

という印象でした

安直な表現ですが「天才だ」と思いました。

 


同じ様な状況

夜の公園で「発端」という歌を聴いた時も

「天才だ」と思いました。

 


北の空から消えた雨音/

数え続けた羊の数は/

一万を超えたというのに/

まだ眠れない

 


こんな詩 なかなか書けるものでは無い。

 


それからcinemaのみんなは上京しました。

応援する気持ち、羨ましい気持ち

自分もかくありたい という気持ち

色んな気持ちがありました。

 


インディーズ時代のフルアルバム

cinema staff」というアルバム

このアルバムを聴いている頃に

僕は新卒で入社した会社を辞めて

東京に行って音楽をしよう

と決めました。

「白い砂漠のマーチ」から始まり

「海について」で終わるこのアルバムは

僕が音楽をずっと好きでいる理由と言えるほど

大好きな作品です

「海について」はcinema staffの魅力を

詰め込んだ、他には決して無い名曲だと思います

 


上京した最初の夜、まだ住む家が決まっていなくて

当時cinemaのみんなが住んでいた家に泊めてもらいました

その際、みずきくんや、つじくんや、三島くんが 安くて美味しい焼肉屋さんに連れて行ってくれて

色んな話を聞かせてくれて、聞いてくれました

その感謝はいまだに忘れません。

 


それから、cinema staffはメジャーというステージに進みました

頑張れ!という気持ちと、羨ましい気持ちがありました。

そのメジャーデビュー記念のライブへ行きました

「into the green」という楽曲の

「おはよう絶望」という歌詞に震えました。

音楽で誰かを救おうとする意志を感じた。

 


それから、

みずきくんが僕の家に泊まりに来た際に

また「三島がすごい曲を作った」と言ってデモを聴かせてもらった

「望郷」という曲

イントロのキーンと伸びるギターの音が

岐阜からどこかへ向かう車の光に思えました。

 


「ボルカ」という曲が収録されているアルバムが

リリースされた頃

僕は、もう一度企業勤めをしながら音楽を続けることにしました。

とにかく音楽を止めない。

おじいちゃんになってもやる。

死ぬまで曲を作って歌う。

そういう意思を持てるのは絶対cinema staffのおかげだと思います。

 


時は経って

僕は、結婚して子供も2人いて、今、岐阜に住んでいます。

年齢は35歳になりました。

最初出会った頃は16歳とかです。

 


OOPARTS には3年お誘い頂いています。

 


きっと

このライブにとてつもなく出たいであろう

若いミュージシャンは沢山いるはずです。

そんな中、僕の様な音楽家を呼んでくれるのが

cinema staffです。

 


このイベントで演奏する意義を今一度考えます。

 


cinema staffの4人の友達として

同じ原風景を共有した音楽家として

岐阜という街が大好きな住人として

 


最高の演奏をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞配達員の意志 (詩)

「新聞配達員の意志」

 

 

素朴な雪が降っている

ブドウゼリーみたいな空の下

バイクに乗って

彼は丁寧に言葉を配達する

 


すごく小さくても

願いがあるなら

それは夢と呼ぼう

君が笑う世界が

僕が創りたい世界だ

君が泣かないでいられる様な

世界が欲しい

 


オレンジの陽は

ゆっくり世界に溶けている

音楽の機能

震災後

音楽をする人

皆が直面した 音楽の意義 について

苦しい思いをしている者に必要なものは何か

自分が音楽をしている事に意味などあるのか

病気や怪我を治すために医学と医者が存在する

では 私の音楽には何ができるのか

どんな機能が在るというのか

答えは未だにわからない

そもそも答えなどあるのかもわからない

だからいつも迷う

 

でも

考えあぐねた先の 意思(答えではなく) として

 

平和を助長し

苦しみに寄り添う

 

それが、誰か1人にでもできたのなら

それが 私の音楽の機能 

私が歌を作って歌う意義

35歳 

引き続きよろしくお願い申し上げます

 

ごっこ

今日 律くん※3歳男性 はピザ屋さんごっこをしていた

この前科学館に行った時は宇宙飛行士ごっこもしていた

先日、幼稚園にお迎えに行った際 

律のお友達のちはやくんは お寺ごっこ なるものをしていた

 

私はふと感心てしまった

お寺さんごっこ 

なんて世界観は私には思いつかない

 

ごっこ 

は何かになりきって遊ぶ事であるけれど

それはきっとその子がどこかで見た、人や状況の「真似ごと」から始まる

真似ごとはとっても大事だと思う

真似ごとから色んなことが始まって

それがだんだん「大好きなこと」に繋がる

大人になったらそれを「趣味」と呼んだりするけど

趣味がある人生はとっても幸せだ

趣味には「楽しい」が溢れているから

楽しいが溢れれば人生は幸せに寄っていく

 

律くんのピザ屋さんごっこ も 宇宙飛行士ごっこ

ちはやくんのお寺さんごっこ も

未来の彼らの「楽しい」につながって欲しい

 

※ちなみに私の趣味は 音楽 と 釣り です。楽しいです。

 

f:id:nakayamasho:20230309235107j:image

 

最近1番好きな読み物

最近とても好きな読み物がある

話題のエッセイ集 ではなく

 

律さん※3歳男性 の幼稚園の給食メニュー表

 

先日、夜 ウィスキーを少し飲みすぎてこのメニューを見てたら

泣きそうになった

 

 

 

焼きそば 

大根とツナの煮物

 

竹輪の磯辺揚げ

糸昆布の煮物

 

チキンナゲット

ミニゼリー

コールスロー

 

ハムカツ

インゲンの煮物

 

親子煮

ぶたかまぼこ

せんキャベツ

 

 

 

僕らの知らないところで

子供たちのために綿密に栄養バランスを考えて

給食を作ってくれている人

その人たちの姿がこのメニューの向こうに浮かんでくる

その方々の仕事への姿勢もこのメニューを見たら充分うかがえる

 

律さん※3歳男性は

いつも「明日の給食はなにー?」と楽しそうに聞く

寂しくて泣けてきて幼稚園に行きたくなかった時も 

この給食のメニューを読み上げると前向きな気持ちになった

 

明日も チキンナゲット がある

それだけで律さんは希望を持てる

そしてそこにそっと コールスロー も在る

 

本当にありがとうございます。

僕も僕の仕事を頑張ろうと思います。

 

f:id:nakayamasho:20230220231341j:image

 

ブーブー&ワンワン

 

奏ちゃん ※一歳男性 が

寝る間際に 絵本の中のブタを指差して ワンワン

と言った 

大人2人はすかさず「それはーブーブーだよ」

と訂正した

しかし奏ちゃんは ワンワン と主張する

 

ふと思う

奏ちゃん「こんなヘタな絵をみてブタなどと認識できるか これは俺にとってワンワンなんだ」

という事はないだろうか

 

そう思い出したら 

たしかにこの絵だけみたら犬に見えるな

とモヤモヤしてきて

「そうだねワンワンだね」

と私も訂正した

 

 

SNSやニュースやビジネス現場

を見ているとイヤになるくらい

人が人のせいにしている姿

人が人に承認されようとしている姿

 

を見かける

結局 社会もビジネス も人と人との関係性の中で循環している仕組みなので仕方ないし

たぶんもれなく私もその循環の中にいるのだけど

 

今の奏ちゃん ※一歳男性

はまだそういう世界にはいない

いつかこういう世界にこないと行けないのかと思うとちょっと切なくなるけど

 

その人が 

何を好きでいようと 

誰を好きでいようと

何に熱中しようと

ブーブーをワンワンだと主張しようと

 

誰かにとやかく言われる道理はない

それがその人の人生なのだから

 

と 考えすぎか と思いつつも

大事なことか と考えたりもする

 

子どもと過ごす時間は楽しい

 

そしていつか奏ちゃんたちが 新しい世界観を作ってくれるはず

 

f:id:nakayamasho:20230216055029j:image

 

 

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ