中山将の雑文と詩

シンガーソングライターです。妻と息子2人と暮らしてます。詩を書きます。絵も描きます。音楽も作ります。

2022-01-01から1年間の記事一覧

クジラはどこにいる 弍

「人のことなんでどうでも良い」 そういう優しさも在る と思う どうでも良いわけがないあの人に どうか自由であって欲しい たくさんの人がいて 時に情けないくらい、人同士で傷つけ合っている 傷つけ合う理由は 宇宙からしたら 海からしたら 歯の小さな痛み…

クジラはどこにいる 壱

二千十四年 十月 私は町内放送を聴いていた 潮の匂い 金木犀の匂い 秋めいたこの町の匂いは私の心を落ち着かせる 湯船につかるあの三秒間みたいな ふと思い出したことがある 幼い頃 兄と手をつないで歩いた堤防 今日と同じような秋の日に 私と兄は突然に ク…

おおきいものとおおきくないもの

律が 宇宙にハマってはや数週間 宇宙の図鑑や 宇宙の動画 科学館、プラネタリウム たくさん勉強させてもらっている 夜空に輝く何千億の星は太陽と同じ恒星 例えば アンタレス とか リゲル とか そんなのは太陽に比べたらずっとずっと大きい まぢかあ‥と思う …

宇宙と昆虫

息子の律は 昆虫が好き バッタもゴキブリもムカデもクモも 良い感じ と言って愛でている てんとう虫が1番好きらしいけど そして最近は 宇宙が好きみたい アレはナニ宇宙? と空を指差す 科学館、図鑑、YouTube 様々な方法で宇宙の情報を集めている 昆虫も宇…

強度

普遍的 強度 心の源流から流れてくる歌を歌う事 本当に描きたい世界をちゃんと描く事 誰かのこうしろああしろではなくて 自分自身のこうしたいに従順に 出てくる歌を歌う事 クジラは今どこにいて、何を食べている?

なつやすみのうた

暑い日が続いています 息子の律くんは昆虫に夢中な最近です 岐阜の名和昆虫博物館でヘラクレスオオカブトをみて大興奮 そして感心するのは サソリやタランチュラ、ゴキブリさんまでにも同じ熱意と愛を注いでいます 下の子、奏くんは毎日何かを見てはニコニコ…

白黒付けられないモヤモヤしたもの

人のことなんてどうでも良い と思うことが 人への優しさ な時もある 藪蚊さん どうぞ僕を噛んでください 痒いくらい もうどうでも良いです そう思ってみても やっぱり痒い ダンゴムシは 泥まみれ、腐った落ち葉の下にいる それはある意味で どこよりも清潔な…

卵とウィンナーチャーハン

透き通るカーテン レモン色のリビング 麦茶はキラキラ 4人は笑って 遅い昼食をとる 香ばしい 湯気の向こう 幸せなはずなのに たどり着いたはずなのに それなのに 不意にちょっと 不安になって そんな時 あなたは当たり前のように 同じだよ みんなそうだ って…

オーロラを見に行こう

ある朝君は僕に向かって言った 「オーロラが見たい。オーロラを見に行きたい」って僕はあきれて笑ってコーヒーを飲んでいただけれども君は真剣な眼差しで 「私本気よ」って 「一度だけで良いから見たいって」 訴えたその目は少し潤んでいたそのとき僕は気付…

映画館

あの頃、君と二人でよく通っていた古い映画館 僕は約束の時間 約束の場所にやってきているボロイスクリーンも埃をかぶっているシートも全部そのまま 懐かしく思った きらりと蘇るそれは5年前、僕ら毎日のように映画館へ来て夢中で古い映画を見ては熱く語り…

ハッピーが咲いてる街

明日 2年間住んだ名古屋西区のマンションから 岐阜市へ引っ越す 理由は僕の実家が近い方が、律や奏ちゃんも楽しいだろうし 妻も安心して暮らせるためだ ここ最近段ボールに色んなものを詰め込んでいた 律のおもちゃ 奏ちゃんのオムツ ここに在るのは ハッピ…

詩を書く

色を塗るように 言葉を置く 時に丁寧に 時にはテキトーに

バッタとカマキリ

律の最近の口癖が 「でも‥バッタとカマキリみたいな〜」 どういう意味での でも なのかわからないけれど バッタとカマキリを探す旅に出ようと思う

呼吸

苦しくなったら ただひたすらに 吸って 吐く 吸って 吐く 吸って 吐く 結構これで 乗り切れる事が多い 34歳ともなると そんな気づきもある

黄金の日々

公園で 子供たちが遊んでいる 犬のネロを追いかけ 鬼ごっこをして 小さい子の面倒を見るお姉ちゃん リンゴジュースを飲んでいる 金色に輝いている時間 歩みには2種類ある 目的地へ確実に効率的に辿り着くための歩み 歩んでいる時間そのものを堪能する歩み ど…

幸せ

目標は 幸せ になる事で お金も、お家も、車も、ギターも、コスメも、争いも 全てはそのための 手段 でしかないんだよなあ とあらためて考えています。 「幸せ」 悲しみ纏う君の背中を何も語らず抱き締めたい孤独を担う君のその肩横からふっと支えていたい …

卵とウィンナーチャーハン

2020年の夏から 名古屋の西区というところで 妻と息子と3人で暮らしていた。 その町は元来いわゆる下町であるが、近年大型ショッピングモールやマンションの建設が進み、県外からの移住者が増えつつある町だった。 そして僕たちもその1家族だったのだ。 息…

OOPARTS

明日 ずいぶんと久しぶりにライブをする 場所は岐阜市文化センター 故郷です 僕は岐阜市で産まれ 小学校の5年生で本巣市に引越し 高校3年でまた岐阜市に引っ越した 高校は加納高校という岐阜駅の南側にある高校 今回のOOPARTSというライブフェスは その高校…

トムとジェリー

最近 律のエネルギーがすごい 猪突猛進 スピードスター 暴走機関車 スシローから三洋堂に走り 階段を駆け上がりゲオの中を駆けずり回り 歩道へ飛び出て、なんかの隙間に入り 出てきたと思ったら坂をくぐって 駐車場へ これはもう トムとジェリーの実写版

この気持ちは何だろう

空気は冷たいのだけれど 陽がゆっくり体を温めている 桜は芽吹きの色を見せ かすみ草やタンポポはすっかり笑っている 不安が在るのだけれど 確かに希望が流れている この気持ちは何だろう 買ったばかりのシャツの肌触りの様な 母親と一緒に向かう入学式の様…

シンタマネギ

シンゴジラより シンニホンより シンタマネギが1番感動する なんだ あの柔らかさは なんだ あの甘さは なんだ あの瑞々しさは 桃でもない メロンでもない キャベツでもない 山芋でもない 想像を越える 舌触り 香り 風味 それは シンタマネギ

昨日

昨日は ビジネスが立て込んで 疲労感が強く 花粉なのか頭痛も併発 ぐったりで 子供たちの寝かし付けと共に 僕も早く寝てしまった 翌日 「なんもない一日だったなあ‥」と呟くと 妻が 「たくさん眠れた最高の一日だよ。」と言った あ そうかもなあー と思った

祖父が竿をたれる池 モロコ クチボソ フナ モエビ ナマズ ブラックバス ときおり ヌートリアが悠々と泳ぎ 川鵜が食料を狙う 麦畑 かすみ草 つくし 風が吹けば葉っぱは揺れる 生きている感覚

雀の声 空は粘土みたいな色をしている ピアノの音を聴きたくなり ブルートゥースの茶色いイヤフォンで マッコイタイナーを再生した コンビニで買ったアンパンが とってもとっても美味しい 甘くて優しくて

なかやまきんに君

今日の8時ごろ 家族でYouTubeを見ていた なぜかオススメに なかやまきんに君 の動画が出てきて おもむろに再生した それから数分 僕と妻は笑いのツボにハマり抜け出せなかった なかやまきんに君は ただただ自分の筋肉と会話しているだけなのに なんで なかや…

500円のボトルワイン

月曜日から金曜日と定めた ビジネスのタスク 終えた金曜日の夜は肩の力が抜ける 子供たちが眠り 妻と少し話をして コンビニで買った500円のボトルワインと 息子に買ってあったベビーチーズ それをたしなみながら イヤフォンで音楽を聴いている 今日は キャロ…

世界がこんなお花いっぱいになったら良いのに

夕方 律と公園に行く 公園に行く途中で 律はホトケノザが花を咲かせるのをみつけた その花を一輪摘んで律の胸ポケットに入れた 公園に女の子がいた 4才らしい 律と女の子は自然と仲良くなり すべり台などで遊んでいた 女の子が律の胸ポケットの花に目をやり …

神様の光

2月を過ぎたこの部屋には春の気配が満ちていて遠くで鳴いた雲雀の声が僕の住む街で風になって誰かのピアスを揺らしていた 起き抜けの僕は左眼を擦りながらパンが焼ける匂いを嗅いでいた君はいつもの様に膝の上に新聞紙を置いて遠くの空をずっと眺めていた そ…

僕のおじいちゃんは公園に住んでいる

僕のおじいちゃんは公園に住んでいるママには「内緒にしてなさい。」と言われたけれど二十六年も公園に住んでいるおまけに高円寺の公園に住んでいるお茶目さだだけど、おじいちゃんの秘密を僕は知っている草も木も眠るAM3時におじいちゃん、ジャングルジム…

貧しい美大生

僕は幸せだ空がこんなに青いそしてこんなにうまいハイボールがある 嫌な奴とかさ辛い出来事が君を強くする君を優しくする 無いものはないよあるものはあるよそれで良いじゃないかそれで幸せさ 僕は 未だ誰も創っていないものを 創るのさ

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