中山将の雑文と詩

シンガーソングライターです。妻と息子2人と暮らしてます。詩を書きます。絵も描きます。音楽も作ります。

2017-01-01から1年間の記事一覧

一文

愛が生まれるのは一人から と 書いた人を心から尊敬する。

永遠のごみ箱

言葉にできない思い という言葉がある。 時たま、この言葉に強く失望する。 なんと都合の良い言葉なんだろうかと お酒を飲んだ駅から自宅への帰り道、5歳くらいの少年と父親が一緒に帰っている姿を見た。 そのあまりの純真さに、僕は鳥肌が立ち、涙までもあ…

夢の国

私はディズニーランドに行ったことが無い 夢の国と称されるその場所は いったいどんな場所なのだろう 雲の上に乗ってお城まで行く 羊の指揮者がタクトを振り 兎たちは歌い キリンがそれを観賞する カボチャのテントをはり 月の下で眠る 美しい虚構を作りたい

夏の最中

過去は変えられる 今を変えれば 過去は変えられる と、誰かが言った 心に大きな野原を持て と、誰かが言った 明日には明日の風が吹く と、誰かが言った 皆、困難の最中 自分を建て また、自分を建て直す 「あなた」との関係の中で 「わたし」を見つめ直す 生…

詩 20170625

静かな山間部にある山小屋で 虹鱒を釣り 囲炉裏で二時間じっくり焼いて食べた 臭みがなく柔らかい身と 塩や炭の香りに 頬が落ちた そして命を頂くことの敬意が 食欲を包み込み 穏やかな気持ちになった 熱い風呂に入り 日本酒を飲み 窓を開けると雨が降りだし…

停車場

人気のない停車場で ベンチに腰掛け洋書を読む 人の少ないこの町で本を読むと 行間が見え 沈黙が聞こえる これほど幸せな事はない やはり私は 静かな所が好きだ

規律

規律 というもの 我々は それらを疎ましく思い それらに守られている事にも ほとんど気がついている 今晩は 甘えるように 規律から離れていく いつかまた戻り 守ってくれると過信して

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