中山将の雑文と詩

シンガーソングライターです。妻と息子2人と暮らしてます。詩を書きます。絵も描きます。音楽も作ります。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

詩 20161128

優しいだけじゃ 駄目なんだよ あなたが呟いた季節が来た あの頃理解できなかった 言葉が今 少しだけ輪郭を帯びている

詩 20161127

サボテンのハーモニー 君が大切にしているサボテン 名は「ハーモニー」 今日も、飄々とした様子で西陽を浴びている 窓辺のハーモニー その姿は、昔 おじいちゃんに連れていってもらったサウナにいる人達みたいだ なんだか、気の抜けてしまう表情 君は毎日少…

詩 20161124

私達は、遥かに大きな物に包まれて 小さなものに気をとられる 夜更けから雪が降るという 街は速度を緩め ため息は静かに空へ昇っていく そんな夜は 本当に信じられるものを なにも語らず探すと良い

詩 20161122

あの頃 本当にお金が無かった僕たちは それでも、街をさ迷って 食事をとらねばならなかった 牛丼屋さんがあって とても安くご飯を食べさせてくれた あなたは何を思っていただろう どれだけ、豊かな華やかな厳かな それよりも あんな幸せは他にはない 二人で…

詩 20161114

頑張る必要なんてないのに 友人に「頑張って。」 と言ってしまった 本当なら、何をどういう風に頑張れば良いのか 一緒に考えてあげるべきなのに 頑張って と、一言で片付けてしまった 歌を作るときは そんな都合の良い言葉で 濁してはいけない テレビの向こ…

詩 20161113

「サウス・マウンテン・ユニバーシティ」 とある高級住宅街の山の手に ひっそりとあるこの大学 キリスト教を重んじるこの大学には 何故かヒッピーの格好をしたヤツがタバコを吸っていたり 着物を来て、歌舞伎の勉学にいそしむ女の子がいたりする 悲しいかな…

詩 20161112

西へ傾くオレンジの 日差しが窓から差し込んで パエリアを食べ終えた僕たちは 先程コーヒーを飲み終えた 11月なのに、温かい部屋の中で うとうとしている君がいる 世界が明日終わってしまっても 僕らの今は守られている 君を起こさぬよう 僕もお昼寝をする

詩 20161107

西の町では命が産まれ 東の町では息吹が途絶える トンネルの中 静かな公園 夕暮れのプラットホーム 進んでいく時間の中 あなたは今を生きている 「気をつけてね」 母が静かに呟いた 本当だ この世界には気をつけることに溢れている できるだけ悲しいことが無…

詩 20161107

西の町では命が産まれ 東の町では息吹が途絶える トンネルの中 静かな公園 夕暮れのプラットホーム 進んでいく時間の中 あなたは今を生きている 「気をつけてね」 母が静かに呟いた 本当だ この世界には気をつけることに溢れている できるだけ悲しいことが無…

詩 20161101

11月の朝 まだ寒さに慣れていなくて コートを羽織ることを 躊躇ってしまう 詩を書くことも 誰かを好きになることも 美味しいシチューを作ることも 皆、些細な時間の積み重ね

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