中山将の雑文と詩

シンガーソングライターです。妻と息子2人と暮らしてます。詩を書きます。絵も描きます。音楽も作ります。

2018-01-01から1年間の記事一覧

TINYRECORD セルフライナーノーツ「ハーモニー」

ハーモニー 30歳も過ぎて ここ最近全てにおいて おじいちゃん化(あくまでぼくのイメージ) してきた気がする ご飯も食べ過ぎは辛いので少しばかり できればお魚が食べたい 音楽は フォーク とか クラシック とか それもなるべく自我の少ない音楽を聴きたい お…

潜り抜けた修羅場の数

先日 11月4日 に 新譜のフルアルバム 「TINY RECORD」をリリースしました 高校からの友人 cinema staff に誘って頂き 岐阜市主催のコンサート レコ発となった そのライブは 音楽を表現できる喜びと それを続けていられる感慨に溢れていた 新譜のタイニーレコ…

役所の食堂

仕事柄行くことが多いので良く利用している お母さん風の人たちが 栄養のバランスを考えて作ってくれている とても身近に在る 見える愛情

時薬

時間が経つと 色んな事が変わっていく その変化は 時に何かを壊し 時に何かを治す それは僕らの意思とは全く別のところで起こる作用 僕らはただご飯を食べて 働き 眠るしかない この患いは 時に委ねて

記録

アルバムの制作をしている ドゥーイットマイセルフで作っているので 本当に孤軍奮闘だ 家で録音しているので バラードを歌唱しているときに キャベツを電子レンジで加熱した チーンの音が割り込んできて 最初から歌い直したりしている 美味しいご飯は何より…

貧しさ

上京したての頃 僕は脱サラをしており収入がなかった 音楽を生業としたかったのでバイトもしていなかった 頼りは限られた貯金 だからご飯は徹底的に節約した 当時住んでいた溝の口駅から家の間にドラッグストアーがあり、そこの食料品が安かったのでそれらで…

舌への記録

先日 群馬県は渋川市にある永井食堂に連れていってもらった 仕事のお昼で、群馬県のOBの方が 1度食べてから忘れられない味 と連れていってくれた もつ煮定食 560円 ご飯は何も言わなくても大盛り もつ煮は少しピリ辛 濃いめの味付け 白米と食べると疲れた体…

信じる とは

このお休みに 栃木県の山奥にある古峯神社へ妻と一緒に参拝してきた なぜかこの場所に来ると 体も心も 清々しい感じになる 茶屋ではお蕎麦やうどんも美味しく食べた 信じる と言うことは 何なんだろうと行きの電車の中で考えていたけれどなかなかうまく表現…

8月29日

眠りにつこうとベッドで仰向け 今日が終わったなあと考えて この8月29日はもう二度と無い8月29日なんだと感じ さみしい気持ちになった 今日は妻より早く仕事から帰宅したので 焼きそばを作った 水を入れすぎて柔らかくなりすぎた 水の量ひとつでこんなに変わ…

山羊の夜

雨が降って 流されまいとし 風が吹いて 飛ばされまいとし 砂防や堤防や こんな夜に ただぼんやりしている

ありすとてれす

蒸し暑くて眠れない やる方なくスマホを手にした かといって何をするでも無かったので なんとなく「幸せとは」とGoogle先生で調べてみた 話が哲学までおよび、よくわからなかったので 「カレーを辛くする方法」を調べ出した 昨日作ったカレーが美味しかった …

コンソメsoup

最近時間を見つけて料理をするのだが 職場の先輩にストウブ という魔法の鍋をもらった ポトフを作ったらジャガイモがほくほくになった ジャガイモさんが喜んでいる気がした 料理は楽しい 今まで以上に、食べ物に感謝ができる 小さい頃から親に「食べ物を粗末…

神様の声

雨足は強くなっている 約一時間ほど京浜東北線に揺られている 僕は先程まで、新横浜のベルズという老舗ライブハウスで演奏していた ライブ終わりにオーナーの小山さんと話をするのがいつも楽しみで 小山さんは、音楽愛に溢れており、また演奏者の人間臭いと…

幸せとは

幸せとは 小さなたい焼きを食べたとき 歩いて3分の銭湯 ソファーに座り浴びるお日様 美しい音楽 あなたが居るという事実 幸せという概念が 不幸せと共に歩いているなら 幸せなどについて考えないで 暮らせることが幸せなのかもしれない 今日も生きていて お…

真新しい

お日様を浴びる洗濯物 リンコジュース 網戸の風 是枝監督の映画 ソファー 新しい曲が産まれ それを小さな部屋で記録した 部屋の空気を入れ替え 天道虫が訪ねてきた それを受けてまた ギターを弾き 歌を歌った 願いは この記録した歌たちを 早く誰かに聴いて…

京浜東北線のとある車両

仕事からの帰路 夜の京浜東北線 同じ車両の中 スマートフォンをさわっている人が8名 本を読んでいる人が1名 どこかを見つめてボーッとしている人が1名 何を見て、何を考えているのだろうか もし、スマートフォンがなければ 私達はどんな景色を見ていたろ…

雨の音

雨の音 月の影 雪の機微 木々の揺らぎ 空の形 風の温度 全て赴くまま 私事ではありますが この5月に かねてよりお付き合いしていた女性と 入籍致しました 家族が増えて 私の人生のハーモニーが変わりました これから奏でていく音楽においても その響きが含ま…

夜のリビング

ジャクソンブラウンの誠実な音を聴いて 詩を読んでいる 行間を注意深く睨んでもなかなか見えてこない 世界のあらゆる事象も同じことで 自分の知識と数学力とそして何よりも想像力が足りていないことを痛感した 明日は何かに気付けることを願いながら 今を生…

5月

意味も無くベランダに出て 一口飲んだ烏龍茶のグラスは汗をかいている ふと、虫が家の中に入り込んでしまい アンジェリカと名前を着けた 雨予報だった今日の空は 馬鹿馬鹿しいほど晴れている

優しいおじさん

午後の山手線 困って疲弊した私を ネルシャツを着たおじさんが 助けてくれた そのおじさんはシャツをきっちりズボンの中に入れ 優しく在る事に何の迷いも無かった 優しいおじさんは 大塚駅で静かに降りていった 優しく在るためには 強さや 余裕や 賢さや 何…

ちょうど良い

ちょうど良い気温の日に ちょうど良いベンチで ちょうど良い苦さのコーヒーを飲む ちょうど良い量のご飯を ちょうど良い味付けで食べて ちょうど良い体型を維持する ちょうど良い早さで車を走らせて ちょうど良い空を見やる ちょうど良い高さで鳥が飛んでい…

真実

真実とは何かと問われたら 自分の答えは 歌や詩 そこには 赤信号で足を止める理由があり 誰かを好きになる理由がある おにぎりが美味しいと思う気持ちがあり 音楽に身を委ねる喜びがある 隠された悪を注意深く拒む理由があり 好きな詩集のページを開く静けさ…

春の夕暮れ

くたびれた体に じんわり滲む幸福感 春の夕暮れに 駅前のデッキを歩く 魂というものが もしもここにあるのなら 俺は人間に向いているのか それともチューリップに向いているのか 猫でも良いのかも知れない それでも人間が良いなあ。と思った くたびれた体に …

天気みたいなもの

ある日は苛立ちを露にし ある日は取り繕うかの様に優しくする 感情の起伏の激しい人を見かけると それは弱さなのではないかなと思う 感情の起伏は誰にでもある 心は天気と同じで 雨も降るし 雪も降る 荒れ模様の日もあれば 穏やかな晴れ模様の日もある それ…

世捨て人の灯台

世捨て人は灯台の上で煙草を吸っている 「人に興味がない」と彼のことを人は嘯く それが良いことなのか、悪いことなのか 考える余地も無く 夜の星や空や海や それらが彼にはジャズに聴こえる 決して交わらないリフレイン 世捨て人 名前はヘンリー

ダダイズム

この世界に 戯曲や 映画や 詩や 音楽や 無かったとしたら どれ程退屈だろう 水は溢れるまで どこにも出口は無く 涙を流す余暇も無く 退屈な映画を見た夜に その退屈と向き合うことで 素晴らしい夜が 産まれる

かっこいい人

かっこいい人 は、沢山いる 僕も歳を重ねたので 少しばかりは様々の機微が見えるようになってきた そうしたとき かっこいい人に共通することは 自分の答えを持っている人 だなあ。と思う。 自分の答えを持っている人は 行動や言葉に凛とした意志が見える。 …

年を渡り

2018年の始まりです 今年は30歳となります 音楽は 特に僕のやっている音楽は 人生の歩みと共に 響きや色や含みが変わっていきます それらを丁寧に表現して 皆様の日々が少しでも 幸せに 朗らかに 向かっていけば 嬉しいです 必ずどこかで歌って入るので 是非…

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