中山将の雑文と詩

シンガーソングライターです。妻と息子2人と暮らしてます。詩を書きます。絵も描きます。音楽も作ります。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

詩 20161026

あなたの上海焼きそばと わたしの上海焼きそば 見た目は同じでも 何が違う キクラゲの数 お酢の分量 そこに流れる時間軸 ああ 酸っぱい湯気が 良い匂いだなあ

詩 20161025

あんなに悲しい気持ちなのに 目の前の夕日は美しかった ゆっくりそれを見つめていた

詩 20161019

今日も カレーライスは美味しくて ガッキーは可愛い

詩 20161017

忘れられない言葉 牛丼屋でアルバイトをしている友人に 「一番美味しいメニューは何?」 と聞いてみたら、彼は答えた 「豚汁。」

詩 20161016

予定の無い日曜日の夜 漫然と歩く上野公園 噴水の脇にいくつかのベンチ そこに腰かけるのは 愛を語らう男女 斜め上を見つめるスーツの男 新聞を読む老人 何かを嘆く女性二人 街灯の上には美しい満月 二つの光が世界を照らしている 僕はどこかでギターを弾き…

詩 20161016

誰もが持っている特性と 世間一般の性質のズレ そこを摘み取って言葉にすれば 可笑しみが産まれるのだろうか 感情を極力排除し 論理的に物事を整理し その通りに遂行すれば 仕事は早いが 人間がすべき作業は そこにはないと思う こんなことを考えていたら 小…

詩 20161013

大切なものを無くした とても小さいものだった ここで問題なのは 無くして初めて 大切なものであることに気がついたこと こんなに大切だとわかっていたなら 何故もっと大切にしてあげられなかったのだろう 優しくしてあげられなかったのだろう 諦められない…

詩 20161012

起き抜けに飲んだ林檎のジュース 窓の外は白み出し 秋の終わりの朝が来た 私は欠伸をしながら やらねばならない庶務を 空に解き放った 日暮里の駅では 皆虚ろな目で信号を見つめている 砂糖は静かに コーヒーへ溶けていく

詩 20161009

カマキリのそれや スズメバチのそれや 電気ウナギのそれのように 私たちも武器を持つが 我々はそれを持たないという 選択肢もある もしもそれを持つことから逃れられないなら 正しく使う理性を 失ってはならない 見麗しい空の下で 今日も私はのんびりお茶を…

詩 20161006

メロンパンを食べている時の君が 一番可愛い

詩 20161002

毎朝、駅まで向かう道すがら 必ずすれ違う、中年の男性 彼は、顔に大きな傷を負っている 私は、彼に「哀れみ」の様な感情を持った 自惚れているのか、その念が毎朝ふと浮かんでは 精一杯な自分の日常にあっという間に消えていく その中年の男は悲しい表情を…

詩 20161001

みんなSMAP 山手線で たまたま目の前に座った5人 清楚なおばさん パンクなお姉ちゃん メガネの青年 眠るOL おじいちゃん ここでこうして集まった奇跡 君たちもまた 私にとってのSMAPだ

プライバシーポリシー お問い合わせ