君はオルゴール
10月の夜の道を
僕はしとしと歩いてる
お気に入りのポシェット
鼻歌に踊らせて
やぁやぁお月さん
今宵は特に綺麗だね
今あんたを見ている
人はきっと沢山さ
いつか訪れるであろう
些細な苦しみを
神のみぞ知るような感覚で
さぁ忘れよう
僕にとってはね
君は君はオルゴールさ
ピエロが星の上で踊るような
わけ隔てのない幸いの証さ
僕は僕は
君にとっての
何だったのかな
考えあぐねて歩く
10月の夜
泣きながら食べたあのスパゲッティ
もうそこに未練などは無くって
古いアルバムの中の約束は
チャップリンの喜劇みたいさ
今も忘れない
君は君はオルゴールさ
永久の空に今も鳴っている
聡明で清楚な唯一のメロディー
僕は僕は
君に対して
何ができるかな
考え出したら勇気が産まれた
時計はひたすら明後日を指すよ
さぁ 行こう 朝へ
さんぶん
やたら信号待ちが長い
国道の上から見た西のオレンジ
誰かの思い出が詰まった古本を
僕は大切に持ち歩いているよ
音楽が大好きで大好きで
音楽が好きな気持ちに溢れた午後
僕の心の中でピエロ
気球に乗って踊っていた
ゴルフ場で社長さんが
打ったボールよ
異国のボーダーを越えて行け
虫 30日聞きに来てーーーーーーーー