中山将の雑文と詩

シンガーソングライターです。妻と息子2人と暮らしてます。詩を書きます。絵も描きます。音楽も作ります。

2023年 ①ハンバーグ事件 ②初釣り ③おにぎり的音楽

新年明けましたおめでとうございます

 

①ハンバーグ事件

晦日 

長男の律が一年分の憂さ晴らしか

はたまた最後の大甘えん坊か 

イヤイヤわがまま放題だった

車のチャイルドシートには乗らない、スーパーのカニをツンツン百錬打、妻の作った渾身の料理一切食べない、目に映る全ての多糖スイーツを爆ねだり

などなど

悩んだ末に 妻はハンバーグならと 必死にミンチをこねてタマネギを刻み

わざわざ大晦日に手作りハンバーグを作るも 「食べない!」の一点張り 涙ぐむ妻をみて 僕も哀れに思いなぜか涙が溢れた。止まらなかった 

律に対し「食べなさい!てゆーか食べてよ!律は今年一年ホントによく頑張った!幼稚園にも行ったし。トイレで💩もできるようになったし!植物や虫や宇宙の勉強も沢山したし! 俺は律を褒めたいんだ!一年ホントにお疲れ様 って心から言いたいんだ!なのに何なんだよ お願いだからハンバーグ食べてよ涙」とボロボロ泣いた

その姿をみて 律も妻も奏ちゃん(一歳児)も全員泣いた

そして律がハンバーグを食べてくれた

その姿を見て僕も妻もさらに泣いた

みんなボロボロに泣きながらリビングにトゥルースリーパーを敷いて、川の字になりながら紅白歌合戦をつけて、iPadで子供向け YouTubeを垂れ流して寝落ちした

そんな ハンバーグ事件 な大晦日だった

何はともあれ皆、無事に生き延びる事ができたので

良い年だった

 

②初釣り

1月3日 養老町の五三川に初釣り

朝5時半の世界に1人だけみたいな感覚で車にエンジンをつけて

あえて暖房は付けず、モコモコの着込み 

BGMは紅白で気になった マカロニえんぴつ 加山雄三 

到着した川沿いで初日の出をまざまざと見ながら ワーム(小忍虫のネイルリグ1.2g 底をズルズルチョンチョン 誰もわからない) を操作し 

7時ごろ 糸がプンっと揺れるアタリ この瞬間がホントに堪らない

そして小さいが最高の一匹

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BGMはBUMP OF CHICKENのラジオ「ポンツカ」※2022年はバンプのカタログ全てをくまなく聴いて、ラジオもくまなく聴いた

 

僕にとって釣りは 瞑想 変わらず愛好していく

 

 

③おにぎり的音楽

 

今年の目標は 最高のおにぎりの様な音楽 を作り上げる事

自分の音楽は食べ物の方向性で言うと おにぎり 的なのでは無いかと最近思う事がある

ファクターは簡素 そのファクター 米 具 塩 海苔 にぎり 提供するタイミング場所 を 工夫し突き詰める

私の音楽を成熟させるキーワードは 美味しいおにぎりなのでは無いか?

と結構真剣に思っている

お正月妻が朝ごはんに おかかマヨおにぎり を作ってくれたのだが爆発的に美味しかった ここにヒントがあるのだろうか

 

おにぎり もう一度つぶやいてみる

 

 

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

クジラはどこにいる 弍

「人のことなんでどうでも良い」

そういう優しさも在る と思う

どうでも良いわけがないあの人に

どうか自由であって欲しい

 

たくさんの人がいて

時に情けないくらい、人同士で傷つけ合っている

傷つけ合う理由は

宇宙からしたら

からしたら

歯の小さな痛みみたいなもの

どうでも良いことなのかもしれない

 

幸せだなぁ

と思うために生きれば良い

本当はとても無垢で綺麗な

人の生き様

 

あの日目が合ったクジラはどこにいるんだろう

あれは夢だったのだろうか

わからないけれど、今の私にはどうでも良いことなのだ

クジラはどこにいる?

私はあの歌声を探している

クジラはどこにいる 壱

二千十四年 十月

私は町内放送を聴いていた

潮の匂い

金木犀の匂い

秋めいたこの町の匂いは私の心を落ち着かせる

湯船につかるあの三秒間みたいな

 

ふと思い出したことがある

幼い頃

兄と手をつないで歩いた堤防

今日と同じような秋の日に

私と兄は突然に

クジラ

を見た

 

 

大きさはうまく言えないのだが

とにかく大きくて

コンビニエンスストア

くらいの大きさというべきか

 

私はクジラと目が合った

そこには 喜びも 怒りも 悲しみも 無い様に見えた

幼いながらに思ったこと

 

ああ、クジラも私も同じなんだな

 

漠然とそう思ったのだ

おおきいものとおおきくないもの

律が

宇宙にハマってはや数週間

宇宙の図鑑や

宇宙の動画

科学館、プラネタリウム

たくさん勉強させてもらっている

 

夜空に輝く何千億の星は太陽と同じ恒星

例えば アンタレス とか リゲル とか 

そんなのは太陽に比べたらずっとずっと大きい

まぢかあ‥と思う

そして何光年と離れているわけだから

その光は随分と過去の光

僕らが視認する今 もう存在していない可能性もある

 

よくよく

星や星雲の姿を見ていると

昔 顕微鏡でみた微生物の姿に似ている様な気がしている

 

ミクロもマクロも

最早無意味な概念なんじゃ無いかな?と思えてきた

おおきいもの も おおきくないもの もただそれだけの事

 

僕らが生きている時間も宇宙規模で考えたら

アメーバさんやら セミさんやら と大差ないわけで

 

だからどうだ! というわけではないのだけど

 

そういうことを踏まえて暮らしてみよう!

 

また31年後輩の律さんに教えられたのでした。

宇宙と昆虫

息子の律は

昆虫が好き

バッタもゴキブリもムカデもクモも

良い感じ 

と言って愛でている

てんとう虫が1番好きらしいけど

 

そして最近は

宇宙が好きみたい

アレはナニ宇宙? と空を指差す

科学館、図鑑、YouTube 様々な方法で宇宙の情報を集めている

 

昆虫も宇宙も

よくよく見つめて、じっくり考察すると

元を辿れば 未知 そのものなんだと気付かされる

そしてそれは必然的に

自然物に対しての畏敬へ変わる

身の回りの色んなものが

未知であり

とても尊い

今生きてることが

とてもとてもちっぽけに思える

 

宇宙を思えば

ATMの手数料なんて小さなモノだろう

 

あと何十億年もたてば地球も火星みたいになるのだろうか

さらに何百億年もたてばブラックホールみたいになっているかもしれない

 

その頃に、僕はいないし律もいない

考え出すと途方も無い

 

そっと考えることをやめて

ベランダで律や奏ちゃんと まったりした

 

 

強度

普遍的

強度

心の源流から流れてくる歌を歌う事

本当に描きたい世界をちゃんと描く事

誰かのこうしろああしろではなくて

自分自身のこうしたいに従順に

出てくる歌を歌う事

 

クジラは今どこにいて、何を食べている?

なつやすみのうた

暑い日が続いています

息子の律くんは昆虫に夢中な最近です

岐阜の名和昆虫博物館ヘラクレスオオカブトをみて大興奮

そして感心するのは

サソリやタランチュラ、ゴキブリさんまでにも同じ熱意と愛を注いでいます

下の子、奏くんは毎日何かを見てはニコニコとしていますニコニコすべきものを探す様に

なつやすみ 

空はファンタジーみたいに青く

雲はファンタジーみたいに白い です

子供にとっていつまでも

なつやすみ はそうであって欲しい

 

最近、ギターでポロポロと歌っている時

その感覚が神社でお祈りをしている感覚に近い

ということに気がつきました

祈る様に歌う

というのは カッコつけでもなんでもなくて本当の事なのだと実感しています

 

いま僕の歌を聴いてくださる方は

悲しいのか、楽しいのか、寂しいのか、悔しいのか

色んな状況かとは思いますが

そこに寄り添う様に

歌が機能してくれたら

嬉しいなあ と思っています

歌うべきは

なつやすみのうた

 

暑い日が続いています

1番大事な事は

よく休むこと

食べて寝ること

 

 

 

 

 

 

 

 

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